年度替わりの春休みになると、毎年たくさんの卒塾生が校舎に顔を出してくれます。
卒業したばかりの新高1生が来るケースもあるのですが、実は一番多いのは「高校を卒業し、大学や短大・専門学校に進学を控えた生徒」が寄ってくれるパターンです。
親元を離れることになる生徒も多く、その前に…、と思い出してくれるのですね。
中には高校生の3年間、全く顔を出さずに突然現れる生徒もいるんですよ。本当に驚き、嬉しく思います。
中学の頃に通っていた塾や私を覚えていてくれるだけでも嬉しいのに、さらに顔を見せてくれるなんて…、「おぉ、よく来たな!」なんて平静を装いながら、内心は感激の涙を流しています。
3年ぶりに会う生徒たちは、中学生のころのあどけなさの面影を残しながら、しっかりした風貌になり成長を感じます。
頑張る後輩たちに渡してやって、とお菓子を持って来てくれた生徒がいたかと思えば、自分で車を運転して来てくれた3人組もいました。「あの○○さんが、車を運転するようになったのかあ」と感慨深い思いがよぎります。
今年も新年度が始まりました。
新たな出会いもたくさん待っています。
卒業しても心のよりどころになれるよう、生徒たちや日々の授業と向き合っていこうという思いを新たにした春休みでした。