学校再開応援連載、今日は第2回です。
前回の『勉強効率アップは“わくわく感”がつくる!こうだったらいいのにな作戦』は読んでいただけましたか?
効率的な勉強は、その土台の脳内環境作りから…というお話でした。
第2回のテーマは、
「やる気が出ない……」ときに効く言葉
そうはいっても。 「こうだったらいいのにな作戦」をやってみても、イマイチ気分が乗らない。
まあ、人間なのでそんな日もあります。
でもこれを読んでくださっている人は、きっとやる気の有る無しにかかわらず、勉強しないと!と思ってくれているはず。でも……やる気が……。
そんな時に試してほしい「みるみる勉強を始められる魔法の言葉」
それは、 「ちょっとだけ、やってみない?」
これ、“ちょっとだけ”というところが大事なんです。
しかも、ちゃんと口に出して声にだして言うことが大事です。
あ、親御さん。 目くじら立てないでくださいね、「ちょっとだけなんて言わないで、しっかりやりなさいよ!」という一言をぐっと胸にしまって、続きをお読みください。
なぜ“ちょっとだけ”なのか?
それは前回も書きましたが、「脳の勘違い」を利用しているからです。
脳というのは勘違いをしやすい生き物(?)だと書きました。
そして脳というのは、自分(脳自身)に近いところから入ってきた情報(指示)ほど、信じやすい傾向があるそうです。
例えば、自分の声。 自分の口から発せられ、自分の耳から入ってくる。
脳にとって、こんなに近いところから入ってくる指示はありませんね。
そうするとその情報を「正しいもの」と思い、指示に従おうとするのです。
やる気がなくてゴロゴロしている自分。
そんなときに、声に出して「ちょっとだけ、やってみない?」と言ってみる。 すると脳は、
- ちょっとだけなら……
- やってみてもいいか……
- やるなら机に向かわないとな……
- さて、じゃあ起き上がって始めるか……
- ちょっとだけだしな……
- ちょとだけだぞ……
そんな風に考え始めます。
脳が考え始めると、全身の筋肉や神経組織に行動実行命令が回ります。
こうして「まあ、ちょっとだけやってみるか」と体が動き始めるのです。
これ、結構効果ありますよ。
皆さんもまずは自分でやってみて、効果があるぞ!と思ったら、ぜひお父さんお母さんにも教えてください。
やらなきゃいけないことがあるのに、気が乗らない。
大人にだってそういうことはあるんです。
そんな時、親子で「せーの!」と“ちょっとだけ、やってみない?”と声に出してみる。
そんな、ほのぼのした勉強のスタートがあってもいいんじゃないかなあと、個人的には思います。
次回予告
さあ、机に向かうことができました!
“ちょっとだけ”……?いやいや、ここから頑張りますよ!
次回は「始めた勉強がみるみる軌道に乗る!勉強時間を長くする作戦」をお届けします。 お楽しみに!