学校再開応援連載、早くも第3回!
ここまで、
をご紹介してきました。
『効率よく勉強できる頭で、机に向かえた』キミが、そのまま長い時間集中して勉強を続けられるようになる方法を伝授します。
この方法を試した先輩たちは
“ちょっとだけ”やってみるつもりだったのに、気が付いたら2時間も勉強できていた!”と言っていました。
「頑張るつもりはなかったのに、勉強しちゃった“デキる自分”」になれる簡単な方法をお教えします。本当に簡単なので、今日からぜひやってみてくださいね。
まず知っておきたいこと
まず前提から。
「頭の中はおもちゃ箱だ」ということを知っておきましょう。
これは大人も子供も同じです。
おもちゃ箱…。
それも、インスタ映えするきちんと整頓されているものではなくて。
どちらかというと、段ボールやその辺の箱に「お母さんに片付けろって言われたから、とりあえず全部放り込みました!!!」という感じのおもちゃ箱です。そう、キミが心当たりがあるそれです、それ。
どんな状態ですか?ぬいぐるみもプラレールも、つみきもレゴも、折り紙もクレヨンも…全部“ごちゃっ”と入っていますか?
さて次に使いたくても、「あれ?この前使ってたぬりえは…どこ?」、探しているうちにまたおもちゃ箱がひっくり返って……
人間の頭(脳)もこれとよく似ています。
脳はとても多くの情報を収納できますが、付箋やインデックスがついてきちんと箱に入っているわけではありません。
実に多くの記憶や経験や情報が雑然と入っています。
その雑然さを重要度や必要度などのルールに従って整理するのが睡眠の役割なのですが、さてキミが勉強するのは大概、その日の睡眠より前ですよね。
つまり脳が今日一日で得た膨大な情報を、睡眠という方法で整理するより前です。
すると何が起きるか。
勉強に向かおうと思っても、脳の中の整理されていない情報が雑多気になって、なかなか集中できない!という現象が起きるのです。
なかなか集中できない原因は「脳内おもちゃ箱」だからだった!
「ちょっとだけやってみるか」と机に向かうことはできたキミ。
問題集とノートを開き、シャーペンを手に持ち。1問目を読み始めます。
あれ?炭酸水素ナトリウムはどこへいきました?
机に向かって問題を読み始めたのに、気づいたらなぜか漫画を読んでいる。自分でも不思議だけど。いつのまに?
これは先ほど書いたように「頭の中はおもちゃ箱」だから起きるのです。
起きて当然なのです。
その日一日の経験(見たこと聞いたことすべて)という「膨大な情報」が入った雑多な脳状態のまま勉強に向かったので、無意識に脳がどんどんいろいろと思い出してしまうのです。
だから「勉強をしようと思ったはずなのに、気づいたら漫画を読んでいた」キミは悪くはありません、脳の仕組みから考えると当然なので。
でも。
せっかくなので、もうちょっと集中して勉強できたらいいですよね。
30分だけ辛抱してみよう
なにも初めから「2時間やるぞ!」と気合を入れる必要はありません。
30分だけでいいです、30分。
ね、30分なら辛抱できそうですよね。
はい、机に向かって勉強を始めました。
いろいろと思い浮かんでは消えていきます。ついほかのことに流されそうになりますが、ぐっと辛抱。
「30分だけ、やってみない?」とつぶやいてみます。
そうそう、その調子です。頑張って!
もうすぐ1ページ終わりますね、あと答えを書いて…終わった!
よし、数学も終わった!
30分経っ…ってない!まだ21分!意外と長いな、30分…じゃあ、英語ワークやるか。
そうそう、その調子です。頑張って!
30分を境に「集中タイム」に入る
英語のワークに取り組み続けるキミ。さてひと段落です。
よーし、終わった!
さすがに30分経ったよな…え!?1時間以上経ってる!?
ほんとです。
これはこの「30分突破作戦」を知り、さっそく実践してみた先輩受験生が、実際に体験した出来事です。
「おもちゃ箱」だった脳の中身が、
机に向かっているうちに徐々に整理されていき、
目の前のことに集中できる状態になる。
その状態になるまでに、だいたい30分くらいかかるのです。
つまり“30分だけ辛抱して勉強を続ける”ことで、自分でもびっくりするくらいの「集中タイム」に没入できるのです。
30分の壁を突破し、「集中タイム」に入ったらこちらのもの!
無意識レベルで集中しているので、負荷も労力も感じず、どんどん勉強が進みます。
そしてひと段落したところでふと気づくと、「えっ、もうこんなに時間が経っていたのか!?」ということになるというわけです。
だから「30分突破作戦」というのです。
だまされたと思って、30分の壁突破にチャレンジしてみてください。
そして見事「集中タイム」を手にし、「頑張るつもりはなかったのに、勉強しちゃった“デキる自分”」になってください。
今日も私たちは、目標に向かって頑張るキミを応援しています。